ごあいさつ

 

院長
尾川 貴洋
 この度、2019年10月よりちゅうざん病院院長に就任しました尾川貴洋です。
 ちゅうざん病院では、「患者様のための病院、地域に開かれた病院、生涯学習につとめる」を基本方針としています。
 昭和59年に沖縄で初めてリハビリテーション専門病院として開設し、沖縄の患者様に良質で高い水準の積極的なリハビリテーション治療を実施するため医療従事者の育成と医療環境提供に努めています。

患者様のためのチーム医療と教育・育成の徹底
 患者様や、そのご家族とお話すると、「もっと良くなりたい・自分のことが自分でできるようになりたい」等の多くの意見をいただき、健康で元気に自分のことは自分で行って暮らしたいと思っている方が多くいらっしゃいます。
 それを阻むものが病気です。脳血管疾患、関節疾患、骨折などの疾患に加えて認知症も要介護の原因となる疾患です。
 その障害に私たちは、チームで挑んでいます。医師、看護師、介護士、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、検査技師、放射線技師がいて、さらに140名ほどの理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がいます。そしてこのチームであらゆる方法を駆使し患者様を良くしていこうと努力しています。
 患者様のことを真剣に考えれば考えるほど、必要なものは教育と育成であると実感しております。
 このチームのメンバーは各々「生涯学習につとめる」というの当院の基本方針のもと、安全管理やリスク管理を含めた教育と育成を徹底して患者様のための病院として充実した医療環境を作っています。

患者様の希望と積極的なリハビリテーション治療の必要性
 また、超高齢化社会を目前にし、日本の医療を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。
 その中で、リハビリテーション治療は極めて大きい役割を果たすと考えます。
 なぜなら、リハビリテーション治療は手術や薬剤治療といった同じ医療手段の1つであるにも関わらず、積極的なリハビリテーション治療を行うことで1つの疾患への効果のみならず多くの効果を生み出すからです。
 例えば、運動療法は、脳を活性化し、心臓や肺の機能を高め、高血圧症や脂質異常症を改善し、糖尿病などの疾患の治療として働き、筋肉や骨だけなく神経等にも影響し、飲み込みの機能にまで関与します。さらに、運動療法は脳卒中や肺炎などの発症予防として働くため現時点で患者様が抱えている問題だけではなく、今後の発症の恐れのある疾患の予防手段としても働いていると考えています。
 このことは、積極的なリハビリテーション治療が患者様の「自分のことは自分でできるようになる」という希望を叶え、要介護の状態から脱却し、健康寿命を延ばす道しるべになる可能性を十分に秘めたものでることを意味します。
 だからこそ、リスク管理された上での積極的なリハビリテーション治療を提供することが、当院の基本方針である「患者様のための病院、地域に開かれた病院」に繋がり、リハビリテーション専門病院である当院に必要であると思っています。

最後に
 今後、団塊の世代が75歳以上となる2025年医療問題へ対応の1つとして、当院で実施するような積極的なリハビリテーション治療は間違いなく必要と考えています。
 当院はリハビリテーション専門病院として、患者様のため良質で高い水準の医療を提供できるよう日々精進してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。